人からおすすめされると見るのが嫌になる

・人との会話の流れで「音楽は何聞いてるの?」とか「おすすめの映画とかある?」とか「YouTubeとかでなに見てるの?」とか聞くことがある。この質問を俺はよくしてしまうけど、本当にこの人が好きなものを知りたいわけではなく、この質問をぶつけるほどに私はあなたに興味を持っていますよ、という意思表示のための質問であることが多い。だからかこの手の質問で得た情報は大抵忘れていることが多い。

 

・これらの質問をすると、大抵の人は自分に対して自分の好きなものを勧めるテンションで語り始める。しかし俺は人から勧められたものを試したことがあんまりない。

・勧められて、興味をもった感じを出すと優しい人はその本とかCDを貸してくれることがある。今も家にその本とかCDが家にある。あ、ゲームも借りてたわ。どれも一年以上借りていて一切手を付けてなかったり、途中だったりする。借りると義務感が生まれてしまい手を付けるのが億劫になってしまう。絶対読まないし聞かないしやらないのに、1年以上たって、今さら返して「結局やんなかったっす。」というのは流石に貸してくれた優しき人も怒るだろう。返すこともできないし、やるのは億劫。なんだよ!八方塞がりじゃねぇか!

アマゾンプライムのプレイリストには勧められた映画ばっか入っているが1作品もみていない。しかし消すのも申し訳ないし、次あったときに「勧めた作品みた?」とかいわれたらどうしよう、とか考えてしまい。プレイリストに入っていれば相手に見る意思はあるんだな、っと思わせることが出来るのでいれてある。

 

・「じゃあ、なんでそんな質問をするの?」

・さっき話した意思表示としての質問であるから、質問自体に興味があるわけではない。ただただ会話のカードとして使ってしまっている節もある。

 

・「勧められたときに興味ないって言えばよくない?」

・言えるわけないだろ、相手が好きなものを否定するのはよくないことだよ。乗ってあげるのが礼儀やろ。

 

・「こんなことブログで書いたら人間関係に問題でてくるんじゃない?」

・確かに。このブログを読んだ人と話すときに、俺が人におすすめを聞いたら(こいつ、どうせ試さないくせに...)と思われてしまう。

 

・映画とか音楽とか好きな人に多いが、聞いてもいないのに勝手におすすめしてくる人がいる。いやこの書き方だと嫌な印象を与えてしまうけど、別にそういう話は嫌いじゃないし俺もどちらかというとそういう人間な気がする。こういう人のいいとことは熱量があるところだと思う。人に何かを勧める時に何が有効か考えたら、熱中しているところを見せるのが一番だと思う。おいしいお店の評判を何回も聞くよりも実際においしく食べている所をみせたり、ある映画の講評を聞くよりも観た直後の生の感想を言ったり、あるアニメのいいところを語るよりもそのアニメのコンテンツに対して自分がどれだけ金を使ってきたかを話すほうが俺は興味を惹かれることがある。

・どんだけ食べログでいい店があっても行列が見えている店に入りたくなるのはこの心理が働いているのだろう。

 

・人に何かを勧める時はいいところを言うよりも、自分がどれだけ熱中しているかを話したほうがいいと思う。

 

・とりあえず先輩に借りた本を読も